BRM1019 和歌山300km Midnight-Climber Plus (実走編)
こんにちは!
さとるです!
いつも読んでいただきありがとうございます!
今回はBRM1019 和歌山300km Midnight-Climber Plus (実走編)について書いていきますよ!結果はご存じの方が多いかもですが、そこに至るまでをかいていきますのでよければ楽しんでいってください笑
というわけで10月19日 17時
昼寝から起きた
夜に備えて、朝からずっとだらだら過ごしていた笑
お腹は空いていなかったが、まともに食事をとれるラストチャンスなのでしっかりご飯を食べる
そして、シャワーを浴びて、着替え、19時に和歌山へ向けて出発
幸い天気は耐えている
このまま耐えることを願いつつ、三国ケ丘駅で輪行していると雨がぱらついてきた笑
慌てて輪行を済ませて、電車へGO!
200kmブルべの時は自走で行ったが、今回はコースがコースなので温存作戦だ
移動中はQシートや運営の方々の試走の記録を見返して危険な箇所を把握しておくことに集中
そして21時 和歌山到着
輪行を解除して、荷物を整える
コンビニでカフェオレを飲み眠気を覚ます
だんだんとこれから走る自覚が出てきた笑
まずはスタート地点のマリーナシティまで10kmほどサイクリング!
漕ぎ始めると、夜風が心地いい
曇ってはいるが、雨の気配もなく気温も冬用装備なら少し暑いくらいだ
なんだかんだで21時40分に到着
前回のBRM915神戸600kmでブリーフィングに遅れたので、今回はビビッて早く来た
1時間以上も早く着くとは思わなかったけど笑
二人ほど先客がいるが、運営の方はまだ現れない
トイレを済ませて、音楽を聴いてテンションを上げる!
なんとなくスキマスイッチを聞いていると、運営の方登場!
サクッと手続きを済ませて、ブルベカードゲット!
眺めていると緊張するが、この緊張も心地いい
さらに待つこと15分
はまでん君登場!
電車に忘れ物をしたらしく、大変だったそうな…
それでも、出走するのはさすがとしか言いようがない笑
その後は少し話して、ブリーフィング
出走は32人
そもそもこんな鬼畜ブルべに出るのだから、みんな強いのだろう
中には半パンの人もいて驚いた笑
出走まで20分を切ったので、ここで秘密兵器「足裏カイロ」を装備!
はじめてつかうが、これは吉と出るか凶と出るか笑
そして機材チェックもなんなく通過
いよいよスタートだ!
(ここから乗るの必死で写真少ないです…すいません笑)
スムーズに機材チェックが進んだからか、22時50分にスタート!
とりあえずはまでんくんと前の方へつけていく
先頭集団は序盤ゆっくりかと思わせて、開幕一人ぶっ飛ばして逃げていった笑
いきなり治安が悪いが、とりあえず橋を超えて車道へ出る
車道に出るや否や、一人後方からかっ飛ばす人笑
乗った方が面白そうなので乗り込んでいく!
後ろにつき、振り向くとばっちり全員ついていてドキッとした笑
最初の交差点で、逃げた一人も合流して大集団へ
最初の方を先頭に35km/hほどで走っていく笑
ほんとにこのまま300kmはしるの?っと笑いそうになるが、楽しいので理性を投げてついていく!
しばらくすると、先頭の方の知り合いの方が「やりすぎや~」みたいな感じでペースを落とす
安心したのもつかの間、今度は細やかなアップダウンが現れる
ルートラボでは平地に見えていたが、これは葛城山や高野山、護摩壇山がでかすぎて相対的に消えていただけらしい笑
さっきペースを抑えてた人も登りが得意なのかペースが斜度が変わっても落ちない笑
まじでみんな強すぎやろ!!
と思いつつ、まあついていく分には楽なので、割り切ってついていく笑
そんな感じで22.9km地点の通過チェックへ!
コンビニでレシート取得なので、手慣れた人たちが間髪入れずにレジに並び行列に笑
自分も慌ててブラックサンダーを購入し、トイレを済ませてカードに打刻
はまでん君もみんなの勢いに驚いた様子だった笑
自分たちが出るころには第一集団は誰もいなかった
おそらく自分たちでも3分ほどしかたってないはずなのに笑
とりあえず第一集団を二人で追いかけることに!
とりあえず37km/hくらいで追いつくかなあ~と思ったら全然追いつかない笑
はまでんくんがしびれを切らしたのか飛び出していく笑
すかさずついていく!
40~42~45km/h~
メーター見るのやめた笑
それでも先頭集団はなかなか見えない笑
これには自分も恐怖を感じた笑
いくら先に出たとはいえ、この勢いで1~2分で見えないほどマージン作れるのか…
そもそもこのくらいの巡航で移動されていたら話にもならない笑
なんとなくこのベジータのセリフを思い出していたとき!
背中がが見えた!
ここで先頭交代して、多段ロケットにならないよう注意しつつ集団の後ろにつく!
と思ったが、集団の人数が足りない…!
すでに強いやつが飛び出して、集団を破壊した後か!笑
とっさに集団を追い抜いて、逃げ集団を二人でローテーションしながら追いかける
少しだけ粘ったが、さすがに体力を使いすぎる!というはまでん君の意見で冷静になり普通の巡航に切り替えた
しばらくすると、登りが現れ、登り切った先に先頭4人が見えた!
下りを利用して追いつき、6人で走っていく!
追い付いたのはよかったが、途中の登りでペースダウン
後方から先ほど追い抜いた4人が接続し再び10人の大集団へ笑
もはや流れがブルべというよりレースに近い笑
参加者のレベルの高さは難易度の高いブルべであることを再認識させてくれる!
俄然、おもしろくなってきた!
泉佐野入り、信号でのストップアンドゴー区間を超えて、60.7km地点のPC1に到着
途中ではまでん君とはぐれるアクシデントがあったが、どうやらチェーンが落ちて集団復帰に時間がかかったらしい
自分は流れで前の方に着けていたので、気づかなかった…ごめん!
時間は午前1時24分
2時間半で60kmなら十分なペースだ!
何はともあれここからは第一の難関!葛城山蕎原ルート!
コンビニではほとんどの参加者がしっかりと補給をする中、先ほど同様早々に出る方も見受けられる!
手慣れている人は本当にすごい笑
前がいるとついていきたくなるが、ここははまでん君と一緒に登った方がトラブルなどがあった時にお互い精神的に安心できるだろうと判断して追いかけずに、はまでん君と一緒に出発!
葛城山自体は去年の7葛以来だ笑
あの時の記憶がある分、恐怖感は強い
でもあの頃よりは、多少強くなっていると思うのでそこだけは自信があった笑
蕎原の入り口までが意外に長く、そっちで結構踏んでしまったが、まなのパン屋を超えたので蕎原ルート開始だ!
はまでん君がどのくらいパワーが出ているか教えてもらい参考にしつつ、登る
途中でそれどころではなくなったので、それぞれのペースで登っていくことに
ライトは2灯で照らしているが、真っ暗なので恐怖感がすごい
斜度15%を超える激坂をえっちらおっちら登っていると、押して歩いている人もいた
正直、その方がこの後を考えれば堅実だと思うが、まだ登れそうなので一歩一歩登っていく
途中で霧が出てきた
霧でライトが乱反射するので目が疲れる
たまらずライトを1灯に変え、光度を上げることで対応していく
ガーミンのルート表示を見ていると、もうすぐハイランドパーク粉河があることが分かった!
霧は依然すごいが、斜度は10%ほどでマシだ
あと少しと気持ちケイデンスを上げる!
その時…!!
ガキン!!!!!!!
という音と共にペダルの重さが消えた………
とっさにビンディングを外し、下を見ると
ホイールの隙間から大きな枝が飛び出ている…
慌てて枝を引き抜き、状態をチェックする
見た目はチェーンが落ちただけにみえた
大丈夫!まだ走れる!
チェーンをかけようとするが、テンションが弱く全く張れない…
動揺してギアをアウターローにしてもっともテンションが高い状態にしたが、なにも変わらない
恐る恐るリアディレイラーを確認すると
ディレイラーハンガーが折れていた………
見た瞬間にその場で直せないことが分かり、少し泣きそうになる
これを完走しなきゃ今年度のSRは取れない…
でも諦める以外にできることはなかった…
不思議とすぐに気持ちは切り替わり、「今この状況でどうエスケープするか」に変わっいた
状況を整理する
・現在午前2時 800m級の山の山頂付近
・仮に下っても電車などはまだ動いていない
・荷物となった自転車をどう運ぶか
一気に問題が山積みだ笑
とりあえずはまでん君が来るのを待つことに笑
間もなくはまでん君がきた!
ハンガーが折れ、DNFすることを伝えると、はまでん君も中途半端な防寒装備で護摩壇山まで行くのはリスクが高すぎるということでDNFすることに…
正直、自分的には一人よりはとても頼もしいが、走れる人に下山に付き合ってもらうのは申し訳ない
そのうえ、はまでん君の装備で歩いて下山となると、かなり寒くて辛い思いをさせてしまうだろう…
先に下ってくれても恨みはしない!と思っていたが、行けるところまで一緒に下山してくれるそうで本当に頼もしい!!
マジでありがとうございます<m(__)m>
というわけで、ディレーラーを輪行袋のひもでがちがちに固め、ブラブラのチェーンもチェーンステーに固定
これでホイールがディレーラーやチェーンを巻き込む確率はかなり下がる
ここからは自転車を押して、まずは有人チェックをしている山頂へ
歩くこと1時間半
ようやく山頂に到着
一応、記念撮影笑
ハンガーが折れた状態で登ってきた人なんて早々いないと思っていたら、運営の方いわく先にきた方で落車してハンガーが折れた方がいたそう
その方は替えのハンガーを持っていたらしく、修理して先へ行ったらしい笑
そこまで準備している人がいるというのは本当に驚いた笑
一体どれほどの人がそこまで対応できるのかは謎だけど…
とりあえずここからは歩いて、下山笑(笑い事じゃねえw)
現在は午前4時前
なんだかんだ歩いていたら、始発の時間は超えそうだ
そこからはとにかく歩き、5時を過ぎたころ、固定が信頼できることが分かったので締めなおして惰性で下ることに
ペダルを回さないように片足だけビンディングをはめて、バランスをとりつつ下り、平地になってからはロードバイクをストライダーにしてなんとか帰還笑
ほんとに無事に帰れてよかった
はまでん君には感謝してもしきれないし本当にお世話になりました
ありがとうございました!!
こんな結果に終わったのは悔しいけど、ハンガー一つで済んだのは不幸中の幸いかな
以上で300kmブルベ完結です笑
めちゃくちゃ長くなりましたが、応援してくださった方々、本当にありがとうございました!
また、最後まで読んでいただいた方もありがとうございます!!
PS auのロードサービス使えばよかった…笑