BRM601泉佐野発 紀伊半島一周600kmブルベ ① 実走編(PC1まで)
さあ今回はいよいよ実走について書きます!!
準備編はこちらなのでよければどうぞ!
当日、朝3時30分に起床
のどの渇きはあったが、起きてすぐお茶を飲み、調子は好調!
とりあえず、朝ご飯に薄皮クリームパンとソーセージパンと牛乳
そして恒例のジョジョの奇妙な冒険の最新話をチェック!
おれは600kmブルべを前に滅びずにいられるのかな?なんて思いつつ、4時半にいざ出発!
恒例の家の前でパシャリ
気温は半袖半パンだと少し寒いが、すぐに慣れるくらいだった。
とりあえず、堺駅でサンショウバイク君と合流して、今日のルートについて確認しつつ、輪行で集合場所の最寄りのりんくうタウン駅へ!
サンショウバイク君はあまり体調がすぐれないようで、少しずつ走りながら調子を上げていくから気にせず走ってくれ!と言ってくれた。その方がお互いの成功の確率は上がるだろうし、彼なら完走するだろうという期待があったので、必ずお互い無事に完走しようと約束する!
そして最寄り駅に到着し、輪行を解き、6時ごろに集合場所に着いたところでもう一枚!
ここから始まるんだと武者震いしつつ、受付付近に行くとすでにたくさんの人が!!
今回のエントリー人数は120人
全員が出走するならかなりの数だ
一体何人の人が完走できるのか…と不安を感じつつ、受付へ
自分の受付の番になって、エントリーナンバーを言ったが、どうやら向こうの手違いでDNSになっていたらしくかなり焦ったが、予備のブルベカードをいただき記入していく
正直これでカードもらえなかったら、帰ってふて寝するところだった笑
記入が終わり、安心したのもつかの間、機材の確認
こちらも問題なく後は出走するのみとなった!
カードを眺めていると緊張が高まる…!
でも、やることはやった!あとはしっかりと楽しみつつ、頑張るだけだ!!と自己暗示をかけトイレへ(笑)
トイレをすませて出てみるとすでにスタート位置には長蛇の列が…
これはやらかしたな~と思いつつ自転車を回収し列に並ぶ
みんなの期待や不安が入り混じる独特な緊張感を感じつつ、とりあえず自分は120.3km地点のPC1まで休憩なしで行くためにイメージを繰り返す
そしていよいよスタート!
最初はサンショウバイク君と頑張ろう!!と言葉を交わしつつ、10人ほどの集団の前の方につく
この段階でサンショウバイク君は後ろの方についていたため、ここで別れることになった
ここからは自分との戦いだ!と奮い立たせつつ、落ち着いて10人から抜け出た2人についていく
まだスタート直後なので、前の集団が20~30人ほど列になっていた。
とりあえず安全に行くためにやむなく、後ろについていく。
ついていく間は余裕があったので、ANCHOR乗りの参加者の方と雑談した
どうやら、その人いわくすぐに登りが来るので、そこでセレクションがかかって走りやすくなるとのことだった。
その後、しばらくすると登りに入り、例の2人が上がっていったのでついていく
何人かは反応して、登りきり下った段階で6人まで絞られていた
とりあえずペースはちょうどいいし、人数も多すぎるとアクシデントの確率が上がるのでちょうどよかった。一つだけ気になったのは、集団走行に慣れていない様子の人が見受けられたので、車間は詰め過ぎず進むことに
順調に35.4kmまで来たところでトイレに行きたくなったのでやむなくトイレへ
速攻で済ませてコンビニを出たが、信号一個分(約2分くらい?)6人の集団から離されてしまった
追いかけるかどうかを悩んだが、ここで追いかけることで後の体力を温存できることの方が重要と考え、追いかける
1kmほどで登りに入ったが、背中が見えない…
もし、これで下りに入られたら経験上、単独で追うには足を使いすぎることにもなりかねない。少しは悩んだが、おそらく先ほどの登りの感じ、8~9割程度で追いかければ登りきる前に捕まえられると考えおいかける!
背中が見えず、焦ったが、登り切りトンネルを抜け、下りに差し掛かったところで背中が見えた!!
とりあえず慌てて追いかけることなく、ぬるーと回して距離の埋まり具合を見る
しばらくすると赤信号が見えたので、一安心
無事に集団復帰できた!
ここからは淡々とついていく
コースに関してもガーミンをチェックしつつ、後ろにつくだけで問題なく行けたのでとてもいい感じだった
が、それもつかの間、T字路にてタンクローリーが突っ込んできて、あわや前の人が轢かれそうになるというヒヤリハットが…
なんとか全員無事だったが、普段交通量が少ない道なのか自転車が見えても減速無しに突っ込んできて少し奥の角を左折するという強引な運転だったので肝がキンキンに冷えた笑
明日は我が身と肝に命じて先へと進む!
今度はトンネルが連続する危険地帯へ
路肩が狭く、ぼこぼこみちなので、タイヤカットが頻発するとサンショウバイク君のアドバイスを思い出し、慎重に進む
ただ下りでスピードが乗るため、かなりの集中力を使う
順調にトンネルを抜けていたが、突然!!
カン!カン!カン!カン!
と後輪から嫌な音が…
幸い最後尾についていたので、後ろを確認し路肩に止まる
後輪を見てみると、振動でシートステーに固定していたテールライトがずれ、スポークに当たっていた
かなり焦ったが、とにかくテールをずらし、トンネルを抜ける!
出てすぐ道のわきで後輪を空転させ振れやスポークが飛んでいないかチェック
なんとか無事だった…
ほんとに九死に一生を得た
これでホイールが逝っていたら、DNF確定だった
とりあえずすぐに切り替えて、前を追う
幸いまた信号に助けられ、軽く追いつくことができた
ここからは海岸沿いになりはじめたが、今度は目がめちゃくちゃかゆくなってきた笑
目を開けるのが、やっとで涙があふれて最後尾で泣きながら集団ついていくギリギリの人みたいになってしまった笑
いくら涙があふれても、この集団を逃がすまいとしがみつき、55km地点まで来たが、だんだんと6人の集団が減っていき、ついに65km地点で単独になってしまった
さわやかな海!
でも幸い目のかゆみは引いたので、淡々と自分のペースで走ることに!
結構な人数をかわしてきたが、それでも単独になってから登りで一人二人とかわしていく!
正直、これを言うと性格が悪いが、登りでかわすのは気持ちいい笑
もちろん、しばらく様子をみて、礼をして抜いていくことにしてるので恨まないでくださいw
すいません(__)
海岸のアップダウンは意外に多いな~と感じる
そうこうしていると、70km地点辺りでリアの変速の手ごたえが消えた!!
めちゃくちゃ焦り路肩に止まり様子を確認する…
4月に張り替えたばかりのワイヤーが切れたのか…?
そんなに簡単に切れることがあるのか?はずれを引いたのか…と焦るが、落ち着いて観察する。
よく見ると、ブラケットのカバーがずれていた
幸いカバーがずれてから、ワイヤーのテンションが緩む方(重くする側?)にしか押してなかったからか、カバーをはめ込むと正常に動いてくれたので一安心
いや~二速で530km走る覚悟をしたけど、無事でよかった(脳筋)
そして、またしばらくアップダウンが続く…
なかなかにハードなコースだ
100kmに到達しようというところで獲得高度は900mこの勢いなら、5400mは登らされそうだけどまさかね…と思いつつ走る
そのまさかは悲しくも、大当たりという事実はのちに分かるが、知る由もなかった( ´∀` )
ただ風は追い風で単独でも35km/hは楽に出せるようになってきた!
そしてPC1が近づき,意識がそっちにもっていかれていた次の瞬間!!
どさっ!!
何かが落ちる音がした!
振り返ると、なぜかオルトリーブのバッグが外れて落ちていた…
これはやばいと慌てて回収し、外れた原因を探る
最初は固定具やねじの破損を覚悟したが、どうやら固定具が壊れたとかではなく、固定が奥までできていなかっただけらしい.
サドルの下の固定具を調整し、サドルバッグをつけなおすとしっかりはまったので一安心
幸い交通量が少なかったので、バッグが車に轢かれなかったのは本当にツイていた!
そして、またしばらく進むと…
と唐突なスパイダーマン!笑
ここからはもうアクシデント無しで行くぞ!!と思ったら、なぜか尿意が押し寄せてきてやばい笑
PC1までは後15kmほど…こらえられるか
でもこらえればきっとかなり後の展開が楽になるはずだ!と信じ、サイコンの表示をマップにし、距離を見ないように回し続け…ようやく!
PC1に到着!
ここまでいろいろあったが、無事にPC1に到着でき、安堵すると同時にまだこれが1/5であるというプレッシャーをひしひしと感じる
運営の方が先回りしていて、ここに来た人の人数を聞いてみると、自分で4人目らしくかなりの好タイムだ
そこそこ急いだのに、上に三人いることについては正直驚いたが、やはりどの世界にも強い人はいるものだ笑
とりあえず、すぐにガーミンを充電する
ガーミンもルート案内にしてるせいか電池の減りが早い
そして、中でレシートを受け取り、カードに記入する
この辺りは200kmで練習したので、まだ二回目とはいえスムーズだ
レシートだけなくさないように財布と分けてしまう
とりあえず補給はこんな感じで
自分にしては少しいたわったメニュー
野菜ジュースはコンビニで買うと少し高いが、今回は気にしないぞ!(なおこの後は気にして飲まない模様笑)
水は100kmに対してボトル二本では若干足りないのを感じたが、幸い今日はさほど暑くくないので意識すれば何とかPC間で水のために止まる必要はなさそうだ
PC1までででの良かった点をまとめると
・序盤でしっかり大集団を抜けて、小集団で体力を温存しつつ、距離をのばすことができた
・登りはいつもよりかなり抑えめで、下りで追い風に乗って、体力温存できた。
・アクシデントは多々あったものの迅速に対処できたので良かった
逆に反省点は
・道のチェックが甘かった笑(準備編で偉そうなことを言っていた割にはコースをしっかり立体視できておらず、本番で登りの多さに驚いた笑)
・自転車の整備の甘さ(これも準備編で割愛したくせに笑 テールライトの固定やブラケットカバーなどはちゃんと出走前にチェックしておけば防げたはず)
とこんなところ順調に進めているので、
長居せずに15分ほどで出発!
ここからも油断せず調子に乗っていくぞ!!と思っていた!
一方その頃…
この時はサンショウバイク君があんな大惨事になっているなんて思いもしなかった笑
600kmブルベPC1~3に続く