BRM601泉佐野発 紀伊半島一周600kmブルベ③ PC5まで
お待たせいたしました！
今回は紀伊半島一周ブルべのPC3～PC5について書いていきますよ！
あとたくさんの反応いただけて、とてもうれしいです！読んでくれた方々、本当にありがとうございます！
前回のPC3までのあらすじはこちら！
bikesato.hatenablog.com
bikesato.hatenablog.com
bikesato.hatenablog.com
ちなみに今回は写真がほぼないです…
すいません！
さあ、ここからは夜の部、本番だ！
とりあえず383km地点のPC4にむけて走っていこう！ここからは約70kmの距離なので、今までに比べれば近いが、運営の方々にきいた情報では…
街灯はほとんどなく真っ暗な上、登りと下りのオンパレードで自分が進んでいる感覚が無くなるという厳しいパートらしい！
とりあえずPC3から1.5km先に自転車通行禁止のトンネルがあるため、迂回しなければならないらしい！
暗いので慎重にトンネルまで向かっていると後ろから人影が…
最初は今大会の経験上、速ければ譲る！
そうでなくても気にせず、走る！
と決めていた(疑心暗鬼w)
だが、意外にもその人は声をかけてきてくれた！
「こんばんは！ナガシマトンネルまでの迂回路分かりますか？」
暗くてどんな人かわからないが、声をかけてきてくれるとうれしい！笑
「ぼくもハッキリとは分からないんですが、もうすぐだと思います！」
と答え、一緒に先に進むと、先にコンビニが現れた。
その方は
「ちょっと補給買うので、待っていてください！」
と言って、コンビニへと行ってしまった！
正直、その時は先に行ってしまおうか…と悩んだ
冷静に考えれば、二人で走った方がトラブルの対応や恐怖感は和らぐはずだ
ただ、その時はそのメリット以上に、
自分のペースで走りたい！
という気持ちが強かった笑
そんなことを考えつつ、待っているとすぐにその方は出てきた！
ふとジャージをみると、なんと！！
ラブライブサンシャインのまりちゃんのジャージをきていた！
（参考↓）
これを見た段階で個人的に警戒心はかなり和らいだ！単純だが、ラブライブサンシャインが好きで自転車に乗っているというのは熱い人に違いないと勝手に確信した！笑
とりあえず軽く雑談しつつ、迂回路を探す。
名前をうかがったところ、今回はブログではUGさんでお願いしますとのことだったので、以降はUGさんで進めさせていただきます！UGさんありがとうございます！
ここでUGさんについて軽く紹介！
・さわやかなイケメン！
・自転車はS-WORKSのTARMAC！カッコいい！
・ラブライブはまりちゃん推し
・PC3までは片山さんについていって、18時30分にはPC3に着いていたらしい！剛脚！！
・20時30分まではごはんを食べて、仮眠していたらしい
・走り始めると, 自分を見かけて声をかけてくれた！
ざっとこんな感じです！いい人です！！
迂回が終わると、すぐ山に入った
とりあえず最大の問題であるペースを探りつつ、ついていく！
思ったよりは速いが、なんとかついていける！
後ろから観察しているとUGさんはダンシングで山を登るタイプらしい！
一度腰を上げると斜度が落ち着くまで, ずっとダンシングで登る感じだった!
ぼくはどちらかというとくるくる回す派なので、感心しながら、ついていく！
お互いに意識しつつ、登っているので息が切れるペースになっていた笑
でもそのおかげかサクッと20kmほど進むことができた！
このタイミングでUGさんのボトルの水が切れたので、自販機で補給！
自分もアクエリアスで塩分とエネルギーを補給！
補給をしていると、また一人後続の方が現れたが、先に行ってしまった
とりあえず少し休んでまた先を急ぐ！
少し眠くなってきたが、
順調にいけばあと二時間半もあれば鳥羽までいけるはず！とUGさんと意気込みつつ進む！
少し登りトンネルを抜け、下っていくと、
途中で対抗車線に…
鹿が！！
一瞬、並走になり二人で焦ったが、ベルを鳴らして撃退した笑
とても貴重な体験ではあるが、体当たりなどされたらひとたまりもない笑
ここからは二人でベルのセッションをしつつ下る笑
森の奥に目が光っているのが、見えるのでアピールしていないと少し怖い笑
そうこうしていると、途中で先ほどの方がパンク修理をしていた。
声をかけたが、ヘッドライトも持っており一人で大丈夫なので、行ってくれ！といった感じだったので、お気をつけて！！といって行かせてもらった
パンクももちろん他人事ではないので、路面により一層、気を付けつつ闇の中を進む！
しかし、UGさんも自分もだんだん疲れがでてきて、ペースが落ちる
だが、道は容赦がない…
トンネルなのに、中にライトがないところや路面が悪いところが要所要所で現れ、気が抜けない
運営の方々がいっていた通り、きついのは覚悟はしていたが, 想像以上だ…もう何回も想像を超えられている笑
さらに, ここにきて眠気がピークに来ていた…
なんとかUGさんについていくが、眠すぎてヤバイ…
少し背中が遠のく…
もう千切れてしまおうか…
集中力が切れてきた…
そんな時、ふと、ぼくのヒーローアカ◯ミアのあるセリフを思い出した！
「辛いときこそ笑うんだ！笑ってるやつが一番強い！！」
ああ…そうだ…そうだったよ！！
暗闇の中、口元だけでもゆるめて登る！笑
そういえば、弱虫ペ〇ルでも小野田君笑ってたな～と思うと、だんだん元気が湧いてきた！
とにかく集中してついていく！
走り続けてあと鳥羽まで25kmの辺りまできた！
走っていると後ろから
「すいません！勝手ですが、後ろつかせていただきます！」と声が！
「いいですよ！」
と言いつつ、3人になった！
走りつつ、途中でどんな人か確認すると、なんと！
最初の交差点やPC1, PC2で話をしたANCHOR乗りの方だった！
ここで会うのもなにかの縁だろう…！
これはおもしろくなってきた！
と思いつつ、3人でローテーションしながら進む！
楽しくなってきたところだったが、突然！
カランカラン！！
いやな音が…！
どうやら、なにか落としたらしい
身の回りを止まってチェックすると、
トップチューブバッグにつけていた200kmブルべのバッジが消えていた…
慌てて、地面を探すも真っ暗で見つからない…
二人も手伝ってくれたが、さすがに申し訳ないので、すぐにあきらめた…
でもこんなときこそ、
逆に考えるんだ！
600kmを完走したい理由がまた増えた！！と
きっとやれる！底力見せてやるぞ！
と再び走り出す！
今思えば、アドレナリンがドバドバだった笑
そして、ついに…！！
PC4だああああ！！！
やっとここまできた！
くじけそうになったが、二人のおかげで逃げずに走ることができた！
ありがとうございます！！
二人も安心している様子だった！
このまま10km先の通過チェックまでサクッと走る！
走りつつ、二人は仮眠をどうするのか？と参考に聞いてみた
UGさんは、行けそうなら寝ずにいくつもりだったけど、伊勢の飲食店でごはん食べて、少しだけ寝ていく！といった感じ
ANCHOR乗りの方はこのまま、眠くなるまで走り続けて、眠くなったら15～30分仮眠してそれで走りきる！という感じ！
二人とも強い笑
とりあえず自分は伊勢のネカフェで三時間くらいねてから行こうかと考えていた
だが、レッドブルを飲めば行けるかもしれないと思い始める笑
考えていると、あっという間に
通過チェック！！
ほんとに遠いところまできたなあ～と感動する！
とりあえずレッドブルを購入！笑
ここで、ひとつ悩んだ…
レッドブルを飲めば、夜通し走れる気がするが、ここで飲めばきっと寝れないから仮眠はなくなる！
もし、キツくなったときに後悔するんじゃないか…
とりあえず踏みとどまり、背中のポケットにレッドブルを封印した笑
そして、伊勢に向かってラストスパート！！
といきたいところだが、3人ともヘロヘロなので、
ポタポタと伊勢に向かう笑
途中でまた半端じゃない眠気に襲われた…
道に集中して、ペダルを回す！
ふと振り向くと
UGさんがフラフラになっていた
めちゃくちゃ眠いらしく、このまま道で寝れる勢いらしい…
ここまでたくさん引いてもらった上に、前半あそこまで頑張っていればそりゃつかれるはずだ…
でも今は走るしかない
とりあえずなんとか3人で励ましあい、意識を繋いで
ついに！
ここは伊勢神宮のおかげ横丁の辺りらしい！
ここでANCHOR乗りの方は伊勢参りとしていけるところまで寄り道してから行くとのことだったので、ここで別れることとなった
お互いに無事に完走しましょう！と話してお別れした！
ありがとうございました！
そして、なんとか午前2時すぎににネカフェに到着！
ここまで420km…
長かった…
でも無事にここまでこれたならいよいよゴールが見えてきた！
UGさんも眠すぎるのでネカフェで寝ることに！
寝過ごすのを防止するため、4時に出発しよう！と約束して部屋にはいった！
ボディペーパーで体を軽くふいた後, 横になると, すぐに意識は消えた
完結編へ続く！
PC3～伊勢までまとめ！
よかったところ！
・無事に伊勢に到着できた！
・たくさんの人に恵まれた！
・気持ちをヒロ◯カのおかげで切り替えることができた！
反省点
・200kmブルべのバッジがなくなった笑(ある意味いいスパイス)
・ウトウトしすぎて、ヒヤリとすることがあった
と少ないですが、こんな感じです！
なんだかんだで長くなってしまって、読んでいただいた方々には感謝でいっぱいです！！
次回は完結編となる予定ですので、よければ最後まで！よろしくお願いします！！
ではまた！！
